この記事では、クロスドメイントラッキングのポイントについてご説明いたします。
目次
概要
DECA Web接客では固有のユーザIDを使用して、それをユーザの行動データや会話データと紐づけています。
ユーザIDはデフォルトでブラウザのCookieに格納されるため、同一ドメイン内でページ遷移された場合のみ同一ユーザとしてみなすことが可能となります。
一方、DECA Web接客のチャットボットタグが入っているページとコンバージョンを計測するページでドメインが異なる場合、ユーザIDが異なってしまうためコンバージョンが正しく計測できません。
異なるドメインで同一のユーザIDを使用したい場合は、遷移先のURLのクエリパラメータにユーザIDを付与することで遷移先のドメインへユーザIDを引き継ぐ必要があります。
注意事項
※同一ユーザとして認識できるのは、メインドメインから測定対象先ドメインへ直接リンクしている場合のみです。
DECA Web接客での異なるドメインでのユーザID引き継ぎ方法
前提:
行動データを活用しているアカウントが対象となります。
手順1:
アプリケーション詳細画面からクロスドメイン設定を有効にしてください。
その後、対象のドメイン名をカンマ区切りで入力してください。 (例: example-1.com, example-2.com)
手順2:
ドメイン入力後に生成された「行動データ取得用スクリプト」を測定したいすべてのドメイン、すべてのページへ設定してください。
※ 上記スクリプトを設置することで、対象ドメイン間の遷移をする際にURLパラメータに「_sy」が自動で付与されます。
※ 「_sy」の値は有効性確認の為、ユーザID以外の情報も付与して暗号化された値となっております。その為、ユーザIDとして識別されることはありません。
※ 有効性確認は、リンクがコピーされシェアされた場合でも、実際にリンクを踏んだユーザ以外は無効となるようなチェックがなされます。
注意事項
※本機能はエンドユーザが複数ドメイン間を遷移した場合のみ有効となります。
それ以外の場合は、同一ユーザであってもドメインAとドメインBのサイトにおいて同じユーザIDが付与されることはありませんのでご注意ください。
※クロスドメイン機能を使用した場合は行動タグ内にドメインが入力されるので、ドメインの内容を変える度にコードの中身が変わるのでご注意ください。